
「スピノサウルス」の恐竜ロボット(画像はイメージ) ©Kokoro Co Ltd.
兵庫県丹波市の「たんば恐竜博物館」では、丹波竜発見20周年記念事業 夏期企画展「バックボーン・オブ・ダイナソー 〜スピノサウルスロボット襲来〜」を、7月18日(土)〜8月30日(日)の期間で開催している。
巨大な草食恐竜「丹波竜」の全身骨格を展示
「たんば恐竜博物館」は、兵庫県丹波市にある体験型の恐竜博物館。約1億1千万年前の地層から発見された巨大な草食恐竜「丹波竜(学名:タンバティタニス・アミキティアエ)」の全身骨格が展示されている。
国内最大級の植物食恐竜「丹波竜」は、丹波市で発見されてから、今年で20周年。今年は、これまでの発掘と研究の歩みである“バックボーン(背景)”を振り返り、次の世代へ受け継ぐ絶好の機会となるため、「バックボーン・オブ・ダイナソー 〜スピノサウルスロボット襲来〜」では「バックボーン」を3つの切り口に分けて紹介している。
恐竜の進化と多様化について紹介
第1は、バックボーンの原義である「背骨」に注目し、背中に特徴をもつ恐竜の多様性を掘り下げる。恐竜は環境や生態に応じて体のつくりを多様化させてきた動物であり、その変化は背中の構造にも表れている。

©田中順也
そこで、背中の特徴が際立つ代表例として、背中に骨板をもつステゴサウルスの化石と、“帆”のようなシルエットを示すスピノサウルスの化石を展示。今回の企画展の主役だ。
第2は、恐竜研究の“歴史的背景(研究史)”。丹波で初めて命名されたタンバティタニスと世界で初めて学名が付いた恐竜のメガロサウルスの展示を通し、丹波地域、そして世界における恐竜研究の発展について紹介する。
第3は、研究によって明らかになってきた“進化的背景”。恐竜が登場しはじめた時代を象徴するヘレラサウルスと、常設展示を組み合わせて、恐竜の進化と多様化について紹介する。
これらの「バックボーン」を通じて、様々な形をもつ恐竜の面白さ、研究により明らかになってきた恐竜の進化や生態を読み解く面白さを、子どもから大人まで楽しみながら知って学び、恐竜を「見る」だけでなく「考える」ことが出来る内容となっている。夏休みの自由研究の題材にもおすすめだ。
特別展やロボットの展示も同時開催
ほかにも、8月30日(日)までの期間中は、全長約7mの「スピノサウルス」の恐竜ロボットが特別展示されるので、動く恐竜ロボットの迫力を体感できる。
また、「たんば恐竜博物館」にて展示している「丹波竜」の全身骨格の出張展示に伴い、フクイラプトルをはじめとする国内の新種恐竜9種類が集合する特別展「丹波と福井の恐竜たち」を、12月13日(日)まで同時開催している。通常は福井県立博物館で展示されている貴重な展示を同博物館で見ることができる。
夏期企画展「バックボーン・オブ・ダイナソー 〜スピノサウルスロボット襲来〜」に出かけて、恐竜の世界を楽しんでみては。
■バックボーン・オブ・ダイナソー 〜スピノサウルスロボット襲来〜
開催場所:たんば恐竜博物館
住所:兵庫県丹波市山南町谷川1110番地
開催期間:7月18日(土)〜8月30日(日)
開館時間:10時~17時
休館日:月曜日(夏期企画展期間中は休館日なし)
入館料:大人(高校生以上)300円、小中学生100円
HP:https://www.tambaryu.com/index.html
(山本えり)